大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「モテるの羨ましい!」
別に、もてたいわけじゃない。ただ、間をつなぐつもりで口にしただけだった。
「そんなに、モテたいの?」
陸斗の声が少し低くなる。
さっきまでと変わらないはずなのに、なぜか機嫌が悪く見えた。
「人生で一回くらいは、ね……」
「好きだよ?」
唐突な言葉に、思考が止まった。