大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

そういえば、陸斗に見られていないだろうか。さっきの出来事が頭をよぎって、じわじわと顔が熱くなる。
いや、見てない……はず。
そう思いながらも、心臓だけが落ち着かなかった。
扉を開けると、心配そうな顔の陸斗が、そのまま床に座ったまま待っていた。
「酔いすぎ」
さっきはそんなふうに茶化していたくせに、結局こうして、ずっと様子を見ていたのだろう。