大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

でも、それは全部――
陸斗が本気で心配してくれたからで。
そのためだけに、この場所が用意されているような気がして、胸の奥がじんわりと温かくなる。
広い風呂場でぼんやりしながら飲む酎ハイは、思っていた以上に格別だった。
気付けば一本、あっという間に空になっている。