大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「彩葉」
ふいに、脱衣所の方から声がして、心臓が跳ねた。
「どうしたの?」
「キッチンに酎ハイ忘れてる」
そういえば、さっき持ってきてそのままだった。
「ドアの前に酎ハイと入浴剤置いておくから、使って」
「…ありがとう」
少し遅れて返事をすると、気配が離れていくのが分かった。