大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「辛いの平気?」
「多少は!」
「了解」
まだお風呂が沸いた合図は鳴っていない。
それでも、もうある程度は溜まっている気がして、冷蔵庫から酎ハイを取り出した。
「お風呂入ってくる〜」
「分かった。一応、脱衣所の鍵は開けといて」
何気ない一言のはずなのに、さっきの「一緒に風呂場でテレビ見よう」という言葉が頭をよぎって、妙に焦る。