大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

いつもの陸斗なら、こんなことは言わない。
やっぱり、お酒が入っているからだろうか。
「悪酔いしてる?」
「俺、酒では酔わない」
きっぱりと言い切ったあと、少しだけ間を置いて続ける。
「……寂しがりにはなるけど」
思わず目を丸くした。
そんなこと、本人の口から聞くなんて思ってもいなかったから。
「へぇ。陸斗にもそんな一面があるんだ」
そう言うと、陸斗は少しだけ照れくさそうに視線を逸らした。