大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

そんなことを考えながら、私はベッドにそっと手を触れた。

「このベッド、彩葉に似合う。これにする?」

「うん。……あ!陸斗はベッド買わないの?」

そういえば、陸斗の部屋を覗いた時、家具らしい家具はほとんどなくて驚いた。

必要最低限のものしか置かれていない、シンプルすぎる部屋。

「どうしよう」

「買ったほうがいいと思う」

「でもさ」

「?」

「将来、彩葉と一緒に寝ればいいし。無駄じゃない?」

あまりにも自然な口調で、とんでもないことを言う。