大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

呆然とする反面、あの部屋に住めることが嬉しい自分もいた。

現実味がないまま、ふわふわした頭で不動産屋へ戻る。

不動産屋へ戻ると、契約内容の説明を受け、申込書に必要事項を書いていく。

気付けば、あっという間に手続きは終わっていた。

「それでは、こちらがお部屋の鍵になります」

店員から鍵を受け取り、思わず見つめる。

――本当に、あそこに住めるんだ。