大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

マンションに着くと、車を降りた。

オートロックのエントランスを抜けると、目の前にはホテルみたいなロビーが広がっている。

ゆったりとしたソファーまで置かれていて、住人同士が談笑できそうな空間だった。

案内されたのは、四〇三号室。

「四階なら安心だな」

部屋に入ると、対面式のキッチンが目に飛び込んできた。

「わぁ……」

思わず声が漏れる。

ここなら、陸斗が料理をしている姿を眺めながら、お酒を飲むのも楽しそう。