大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「ここ、内見できますか?」

「もちろんです。すぐにご案内できますので、少々お待ちください。車を用意してまいります」

陸斗は「内見できますか?」なんて気軽に言っていたけど、さっき見た家賃は十六万円だった。

私には、とても払える金額じゃない。

あたふたしているうちに、不動産屋の車が入り口までやって来る。

「どうぞ」

店員に促され、私たちは車へ乗り込んだ。