大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「一日で終わるといいけどな」

「そうだね」

不動産屋の駐車場に車を停めると、二人で店内へ入る。

案内された席に腰を下ろすと、すぐに一人の男性スタッフが笑顔で近づいてきた。

「どんなお部屋をご希望ですか?」

人当たりの良い営業スマイルに、少しだけ緊張してしまう。

おどおどしている私を見て、陸斗が口を開いた。

「防犯がしっかりしていて、二部屋ある物件がいいです。場所は〇〇辺りでお願いします」

店員はパソコンを操作しながら、いくつかの物件を探し始めた。