大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

私の部屋にあるのは、場違いなくらい大きなダブルベッド。

同棲していた頃、元彼と一緒に使うために買ったものだ。

だから――

陸斗がそう言った理由も、何となく分かってしまった。

「うん、分かった」

そう答えると、陸斗がそっと頭を撫でてくれる。

大きな手なのに、まるで壊れ物を扱うみたいに優しかった。

不動産屋が開く時間が近づき、出掛ける準備を始める。

月極駐車場まで歩き、陸斗の車に乗り込んだ。