大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

結局、仕事の日と変わらない時間に目を覚まし、私は荷物をまとめていた。

しばらくすると物音が聞こえ、陸斗も起きてきたようだ。

「飯作るけど、いる?」

「いる!」

「ご飯とパン、どっちがいい?」

「パン!」

「分かった」

陸斗は台所へ向かうと、慣れた手つきで朝食を作り始めた。

ベーコンの焼ける香ばしい匂いと、リズミカルな包丁の音。

昨日の出来事が嘘だったように、いつもの朝が流れていく。