大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】


同居の理由なんて、 ちゃんと聞いたことはなかったけど。
まさか、 こんな答えだとは思わなかった。
そんな理由を、 そんな顔で言わないでほしい。
結局、その夜、 私は引っ越すことを決めた。
もしまた元彼が来たらと思うと、 それだけで嫌な気持ちになる。
陸斗がいないときだったら――
そう考えるだけで、 ぞっとした。
何より、 これ以上陸斗に心配をかけたくなかったから。