大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

陸斗は一瞬だけ目を細めて、それから小さく息を吐いた。

「分かった」

「じゃあ、セキュリティがしっかりした場所を、この近くで探そう」

ただ、セキュリティがしっかりした場所は、家賃が驚くほど高い。

「あんまり高い所は……」

給料的に無理だ。

「俺のお願いだし、彩葉は今まで通り家賃の半分でいいよ」

「むしろ家賃いらないけど……性格的に無理でしょ」

陸斗はそう言って、少しだけ困ったように視線を逸らした。