言葉を探すように口を開きかけては、何も出てこないまま、ゆっくりと玄関の方へ後退していく。
靴を掴む手が震えている。
次の瞬間、逃げるように玄関の扉を開け、転がるように外へ飛び出した。
足音はすぐに遠ざかり、夜の静けさだけが戻ってくる。
残されたのは、息を殺したような沈黙だった。
さっきまでそこにいた“陸斗”は、もう別人みたいに見える。
表情は変わらないのに、目だけが笑っていない。
靴を掴む手が震えている。
次の瞬間、逃げるように玄関の扉を開け、転がるように外へ飛び出した。
足音はすぐに遠ざかり、夜の静けさだけが戻ってくる。
残されたのは、息を殺したような沈黙だった。
さっきまでそこにいた“陸斗”は、もう別人みたいに見える。
表情は変わらないのに、目だけが笑っていない。



