大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

けたたましい足音がこちらに近づいてきて、ようやく体の力が抜けた。

本当に気持ち悪い。

ここに陸斗がいて、一緒に暮らしていたから助かった。

「あんた誰?」

「いや、あんたこそ誰なわけ?」

元彼は饒舌に話しているが、その瞳の奥には恐怖が滲んでいるようだった。

それも、そうだと思う。

目の前に立つ陸斗は、高身長で、程よく筋肉がついている。

派手な金色の髪は、光を受けて妙に目立って見えた。