大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

二人で向かい合って座り、酒とつまみで一日の終わりを過ごす。

贅沢だと思う。

お風呂が沸いた音が響いた。

「私は明日休み決定だから、後で入る!」

「じゃあ、先に入る」

陸斗はお風呂に入っているだけだ。

リビングに一人になっただけなのに、寂しさを感じてしまう。

昨日、部屋の前で待機していた陸斗の気持ちが、少しだけ分かった気がした。

風呂場の扉越しでもいいから、繋がっていたい――