大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

何より――

誰かに甘えられることが、こんなにも心地良くて、楽だったなんて知らなかった。

ずっと、一人で頑張らなきゃいけないと思っていた。

でも今は、少しくらい頼ってもいいんだって、陸斗が教えてくれている気がする。

「とりあえず、乾杯する?」

「うん」

お互いに飲みたいお酒を冷蔵庫から取り出し、プルタブを開けた。

最高だ。

冷蔵庫から豆腐とトマトを取り出した陸斗は、慣れた手つきでトマトを一口大に切っていく。