大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

なんだか落ち着かないけど、それでも少しだけ背伸びをしたくなった。

上に合わせたのは、少し大人っぽいデザインのフレアのシャツ。

やっぱり違和感がすごい――。

でも、それはきっと見慣れていないだけだと自分に言い聞かせる。

そう思いながら部屋を出て、陸斗の方へ近づいた。

「これ、変じゃないかな?」

一瞬だけ陸斗が目を細める。

「可愛い」

陸斗が「可愛い」と言ってくれた。

その一言が、何よりも心強くて、嬉しかった。