大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

ハッ――。

急に目が覚めた。

まだアラームは鳴っていない。

あと三十分くらいは余裕があるはずなのに、私はベッドから体を起こした。

やけに目覚めがいい。

たぶん、ベッドに入ってから眠るまでの時間が短かったからだ。

今日の仕事はお昼まで。

そう思うだけで、気持ちが少し軽くなる。

顔を洗いに洗面台へ向かおうとリビングを通ると、陸斗がいた。

「ホットケーキ作る」

「朝早いし無理しないで!」

「雨降って仕事中止だから。……いらない?」

「食べます!」

即答してしまう。