大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「うん」

「約束がなくても、ずっとそばにいる」

ベッドに腰を下ろす。

スマホで時間を確認すると、もう寝る時間だった。

明日は昼には仕事が終わるし、まだ少しだけ起きていられそうな気もする。

金色の髪に、健康的な肌。

まっすぐな瞳はやけに優しくて、今も当たり前みたいに隣にいる。

「ゴールデンレトリバー!!」

「犬!?」

一瞬だけ不服そうな顔をしたあと、陸斗はふっと力を抜いて笑った。

「……今はそれでいい」
そう言った気がした。