大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

それでも、もっと強い安心感が欲しいと思ってしまうのは、どうしてなんだろう。

昔から、私はあまり女の子らしい性格じゃなかった。

強がってばかりで、素直に甘えるのも苦手だった。

見た目が特別可愛いわけでもないし、スタイルがいいわけでもない。

でも、そんな自分が嫌いなわけじゃない。

ただ時々、素直に甘えられる可愛い女の子が、少しだけ羨ましかった。

「約束は破らない」

そう言った陸斗の肩を借りながら、自分の部屋へ向かう。