大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

こんなにかっこよくて、性格も優しい。

それなのに、時々見せる不器用で可愛いところまであるなんて、反則だ。

考えれば考えるほど、不安ばかりが膨らんでいく。

こんなふうに感じるなんて、私らしくないのに。

「陸斗」

「どうした?」

明日から、やっぱりお酒は控えたほうがいいのかもしれない。

陸斗を甘えん坊だなんてからかっておいて、今の自分の方がずっとたちが悪い。

でも――。

「……あのさ」

言葉がうまくまとまらないまま、それでも口に出してしまう。