大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

本当は、こんなことくらいじゃ返せないくらい、私は陸斗に助けてもらっているのだから。

結局、陸斗と一緒にいるのが楽しくて、リビングでまたお酒を飲み始めてしまった。

あんなにも人生に絶望していたはずなのに、今はちゃんと笑えている。

そんな自分が、少し不思議だった。

でも――。

陸斗まで、元彼みたいにいなくなってしまうんじゃないかと思うと、不安になる。

実際、私たちは恋人でも何でもない。

一緒にいられる時間なんて、いつ終わってもおかしくない気がした。