熱く胸を焦がして

 愛おしい偶然と、優しい人々に祝福された恋。

 もし、祖母が私になりすまして悠くんにFAXを送っていなければ、今の幸せはなかったのかもしれない。
 山崎にしてもそう。

「この町に来てよかった」
 最愛の人がこれからもずっとそうで思っていられるように、私はただひたすら愛していたい。