家に帰り、いつものように離れの風呂へと向かうと、祖母は随分ご機嫌で電話中だった。
耳が遠いので、声もやたら大きい。
お風呂に入りたい、とメモを渡すと、祖母は首を縦に振りつつ、片手でシッシッと追い払う仕草をした。
チラッと話の内容が聞こえてきたのだが、何やら自分の恋の武勇伝を一方的に語っていた。
現在の祖母の主な人間関係といったらデイサービスだが、そんな話を聞かされても、相手は困るだろう。
湯船につかりながら、ぼんやりとあれこれ思う。
80を過ぎてもなおパワフルな祖母に対して、私は22にして既に枯れてしまった花のようだ。
若者の恋愛離れなどと耳にするものの、地方の場合は特にそういう印象は受けない。
今日、相馬さんから連絡先を聞かれたものの、恐らく実際に電話がかかってくることないだろう。
きっと、傷つきたくないのは、私だけではないはずだから。
耳が遠いので、声もやたら大きい。
お風呂に入りたい、とメモを渡すと、祖母は首を縦に振りつつ、片手でシッシッと追い払う仕草をした。
チラッと話の内容が聞こえてきたのだが、何やら自分の恋の武勇伝を一方的に語っていた。
現在の祖母の主な人間関係といったらデイサービスだが、そんな話を聞かされても、相手は困るだろう。
湯船につかりながら、ぼんやりとあれこれ思う。
80を過ぎてもなおパワフルな祖母に対して、私は22にして既に枯れてしまった花のようだ。
若者の恋愛離れなどと耳にするものの、地方の場合は特にそういう印象は受けない。
今日、相馬さんから連絡先を聞かれたものの、恐らく実際に電話がかかってくることないだろう。
きっと、傷つきたくないのは、私だけではないはずだから。
