『起きてるよ! 夜凪くんこそ、早く寝ないと明日また遅刻するよ?』
そう返信すると、すぐに既読がついた
『お前がノートくれるから、明日も行ってやるよ。じゃあな』
素っ気ないけれど、私のために学校に来てくれるみたいな言い方に、
その夜はなかなか寝付けなかった
――そして、次の日の休み時間
「ちょっと天音! 聞いてる!?」
教室の窓際で、私の机に身を乗り出してきたのは、親友のひまりだ
ひまりはクラスで一番のしっかり者で、何でも話せる大切な友達
「えっ? あ、ごめん、ひまり。何だっけ?」
「もうー、上の空だし、なんか今日ずっと顔赤いよ? 風邪?」
ひまりが心配そうに私の額に手を当てようとする
私は慌てて「大丈夫、大丈夫!」と両手を振って誤魔化した
スマホの向こうの夜凪くんのことを考えてたなんて、恥ずかしくて絶対に言えない
「それよりさっきの授業、あの不良の夜凪くん、ちゃんと授業受けてたでしょ? 奇跡じゃない!?」
ひまりが興奮気味に声を潜めて言った
廊下の向こうの席をチラッと見ると、夜凪くんは机に頬杖をついて、
私が昨日渡したノートをめくっている
「ねえ天音、昨日屋上に呼び出された時、本当にカツアゲとかされてないよね?
あいつ、一匹狼で何考えてるか分からないから本当に気をつけてね」
ひまりは本気で私のことを心配してくれている
「うん、ありがとうひまり。本当に大丈夫だから……」
友達に嘘をつくのは少し胸が痛むけれど、
「実は千歳飴ってあだ名をつけられて、毎日屋上で一緒にご飯食べてるの」
なんて言ったら、ひまりは腰を抜かすに違いない
するとその時、私のポケットの中でスマホが静かに震えた
ひまりの目を盗んでコッソリ画面を見ると、そこには夜凪くんからの通知
『おい。4時間目終わったら、すぐ屋上。』友達と話しているすぐ近くで、
彼との秘密のカウントダウンが始まっていた
そう返信すると、すぐに既読がついた
『お前がノートくれるから、明日も行ってやるよ。じゃあな』
素っ気ないけれど、私のために学校に来てくれるみたいな言い方に、
その夜はなかなか寝付けなかった
――そして、次の日の休み時間
「ちょっと天音! 聞いてる!?」
教室の窓際で、私の机に身を乗り出してきたのは、親友のひまりだ
ひまりはクラスで一番のしっかり者で、何でも話せる大切な友達
「えっ? あ、ごめん、ひまり。何だっけ?」
「もうー、上の空だし、なんか今日ずっと顔赤いよ? 風邪?」
ひまりが心配そうに私の額に手を当てようとする
私は慌てて「大丈夫、大丈夫!」と両手を振って誤魔化した
スマホの向こうの夜凪くんのことを考えてたなんて、恥ずかしくて絶対に言えない
「それよりさっきの授業、あの不良の夜凪くん、ちゃんと授業受けてたでしょ? 奇跡じゃない!?」
ひまりが興奮気味に声を潜めて言った
廊下の向こうの席をチラッと見ると、夜凪くんは机に頬杖をついて、
私が昨日渡したノートをめくっている
「ねえ天音、昨日屋上に呼び出された時、本当にカツアゲとかされてないよね?
あいつ、一匹狼で何考えてるか分からないから本当に気をつけてね」
ひまりは本気で私のことを心配してくれている
「うん、ありがとうひまり。本当に大丈夫だから……」
友達に嘘をつくのは少し胸が痛むけれど、
「実は千歳飴ってあだ名をつけられて、毎日屋上で一緒にご飯食べてるの」
なんて言ったら、ひまりは腰を抜かすに違いない
するとその時、私のポケットの中でスマホが静かに震えた
ひまりの目を盗んでコッソリ画面を見ると、そこには夜凪くんからの通知
『おい。4時間目終わったら、すぐ屋上。』友達と話しているすぐ近くで、
彼との秘密のカウントダウンが始まっていた
