画面にポップアップされたのは、待ち焦がれていた彼からのメッセージ
『おい、千歳飴。ちゃんと起きてんな』
ぴったり零時。
本当に、一分も遅れずに送ってくれたんだ。
嬉しさと緊張で指が震えそうになりながら、私は大急ぎで文字を打ち込んだ。
『約束したもん! ちゃんと待ってたよ。夜凪くんこそ、本当に送ってくれるなんて思わなかった』
送信ボタンを押すと、一秒も経たないうちに「既読」の文字がついた
画面の向こうで、彼もスマホを握りしめて待ってくれていたのが分かって、
胸の奥がじんわりと熱くなる。
『約束は守る。……つーか、お前が本当にすぐ既読つけるから、なんか調子狂うわ』
『ひどい! すぐつけてって言ったの夜凪くんでしょ? 笑』
『あーそうだったな。まぁ、えらい。』
画面越しの会話なのに、まるで屋上でいつものように意地悪く笑う彼の顔が目の前にあるみたい
暗い部屋の中で、スマホの光に照らされながら、
私は声を押し殺してクスクスと笑ってしまった
でも、文字だけのやり取りだからこそ、昼間は恥ずかしくて聞けなかったことが、
するりと指先からこぼれ落ちてしまう
『ねえ、夜凪くん。…私、学校ではで夜凪くんって呼んでるけど、ここでは違う名前で呼んでもいい…?』
ドクン、と自分の心臓の音が耳の奥で大きく跳ねた
画面をじっと見つめる。なかなか既読がつかない
「あ、やっぱり変なこと聞いちゃったかな……」
焦ってメッセージを消したくなったその瞬間、ようやく画面が切り替わった
『……違う名前って何。お前、俺のことなんて呼びたいわけ』
ぶっきらぼうだけど、拒絶はされていない。
私はベッドの毛布をぎゅっと顔まで引き上げて、思い切ってその文字を打ち込んだ。
『……漣くん、って、呼んだら迷惑かな?』
送信。
深夜零時五分。
世界が静まり返った暗闇の中で、私と彼の「特別」が、また一歩だけ境界線を越えようとしていた。
『おい、千歳飴。ちゃんと起きてんな』
ぴったり零時。
本当に、一分も遅れずに送ってくれたんだ。
嬉しさと緊張で指が震えそうになりながら、私は大急ぎで文字を打ち込んだ。
『約束したもん! ちゃんと待ってたよ。夜凪くんこそ、本当に送ってくれるなんて思わなかった』
送信ボタンを押すと、一秒も経たないうちに「既読」の文字がついた
画面の向こうで、彼もスマホを握りしめて待ってくれていたのが分かって、
胸の奥がじんわりと熱くなる。
『約束は守る。……つーか、お前が本当にすぐ既読つけるから、なんか調子狂うわ』
『ひどい! すぐつけてって言ったの夜凪くんでしょ? 笑』
『あーそうだったな。まぁ、えらい。』
画面越しの会話なのに、まるで屋上でいつものように意地悪く笑う彼の顔が目の前にあるみたい
暗い部屋の中で、スマホの光に照らされながら、
私は声を押し殺してクスクスと笑ってしまった
でも、文字だけのやり取りだからこそ、昼間は恥ずかしくて聞けなかったことが、
するりと指先からこぼれ落ちてしまう
『ねえ、夜凪くん。…私、学校ではで夜凪くんって呼んでるけど、ここでは違う名前で呼んでもいい…?』
ドクン、と自分の心臓の音が耳の奥で大きく跳ねた
画面をじっと見つめる。なかなか既読がつかない
「あ、やっぱり変なこと聞いちゃったかな……」
焦ってメッセージを消したくなったその瞬間、ようやく画面が切り替わった
『……違う名前って何。お前、俺のことなんて呼びたいわけ』
ぶっきらぼうだけど、拒絶はされていない。
私はベッドの毛布をぎゅっと顔まで引き上げて、思い切ってその文字を打ち込んだ。
『……漣くん、って、呼んだら迷惑かな?』
送信。
深夜零時五分。
世界が静まり返った暗闇の中で、私と彼の「特別」が、また一歩だけ境界線を越えようとしていた。
