ー「おっきくなったら、れんまくんのおよめさんになる!」
あんなに可愛いことを言ってた女の子はどこ行っちゃったんだか。
橋本恋真《はしもとれんま》。
ちっさい頃から好きな奴がいんだけど。そいつのせいでこの俺は、高校二年生にしてプレイボーイに仕立て上げられた。誰のせいかって?
「恋真おはよ~」
そう。このニコニコ笑顔で、胸焼けしそうな甘い声で挨拶してきたこいつが、俺がプレイボーイルートに行く事になった原因のやつ。野倉真音《のくらまのん》。俺が居るからっていう理由を一番に、同じ高校に入りやがった。
こいつは、まぁ…モテる。勿論ビジュアルも完璧だし、性格も完璧。勉強がそこまで出来るわけではないけど、運動が得意で、ちょっと抜けたとこがあるといったところだ。なんか、俺の理想にぴったり。
昔から俺は、こいつにただひたすらアピールしてるっていうのに気付いてないのかなんなのか。他の男と付き合ったりしちゃってさ。じゃあもういいやって思って、こいつとは真反対に近い、ギャルっぽい、年上のお姉さんたちを相手にするようになりましたとさ。めでたしめでたし-じゃなくて、わろしわろし。ちなみにそのお姉さんたちは俺の恋愛事情知ってくれてんだよね。まじで、ただの遊び。
で、この真音といえば、制服着て、すんげぇ馴染んでるけど…。まだJKライフ一週間だろ。流石だわ。
「真音、高校生活、今んとこどう?」
「え、もう、すんごい楽しい!早速友達も沢山出来たし、この間皆でプリ撮りに行った」
「いやまじか…化けもんだろ。こえぇ。」
「怖くないからやめてよ笑」
「俺との登校は?楽しい?他の奴らに、『あのイケメン誰!?彼氏!?』とか言われねーの?」
「言われないね。幼馴染みって一回一回説明してるよ笑」
「あっそ。」
高校生になっても、俺のこの気持ちはスルーだよな。
「うん?…ねぇ、そういえばさ!今日から仮入部始まるよね!恋真、バスケ部だよね?」
「ん?あぁそうだよ。」
「今ね、バスケ部マネージャーか、ダンス部で迷っててさ。今日バスケ部行くね!」
「おう、待ってる。けど、バスケ部マネージャーはやめとけ。くっっっそハードだぞ。お前じゃ多分、すぐへろへろになってるのが見える。」
「行ってみないとわかんないでしょ」
「まぁな。待っとくよ」
いやまじで、やめとけ。てか、やめろ。仮にバスケ部マネージャーになって、他の奴らが真音を口説き始めたりしたらやべぇだろ。
「れんれんおっは~」
唯一、「れんれん」って呼んでくるのは、先輩だけ。この人もまた、俺の遊び相手なんだけど、超ギャル。因みに、百合先輩って人。
体を密着させてくる。そういう関係だから良いけど、暑い。
「りーおはよ。」
「あれ、もしかして、この子幼馴染みの子?初めて見た!」
「初めまして!真音って言います!一年生です!」
「よろ~」
りーが真音のことめっちゃ見てる。これは歓迎か、軽蔑か。女子ってよく分かんないからな。
「れんれん今日放課後どうする?」
「ん?あー、どうしよ」
どうするってのは、俺が今日学校後に家に直帰するかどうか。
「恋真、今日用事あるの?」
「あるっちゃある」
「あー、そっか」
「どうした?」
「いや、今日、恋真ママに家来ない?って誘われててさ」
「そーなん」
「ま、いいよ!私勝手に家上がっとくから」
真音が悲しそうだけど、なんかあったのか。そうは思いつつも俺はりーとの話を進めていく。
「ん、そっか。じゃ、りー、今日飯食いに行くかカラオケ行くか考えといて」
「おけぴ~!あ、ねね!真音ちゃん、だっけ?」
「はい!」
「インスタ繋ごーよ!」
「ぜひぜひ!繋ぎましょ!」
良かった。真音とりーは仲良くなりそうだ。
「じゃ、恋真と百合先輩!私は此処で!」
「あ、そうじゃん。一年の下駄箱此処か。じゃあな」
「真音ちゃんばいばい~」
俺はしばらく、真音の様子を見ていた。真音は男女関わらず挨拶するしされている。流石だ。
「さ、れんれん。優しいあたしは君を教室まで送ってあげるよ」
「うわぁ、優しいね、りーは。」
「ちょっとー、思ってんのそれ?」
「めっちゃ思ってる」
「ふーん」
俺は真音への気持ちなど、そんなもの考えずに封印して、これからも高校生活を送ると思ってた。プレイボーイのままだと思ってた。「じゃ、れんれん。あとでまた連絡するからね」
「おう。あとでな」
俺の学校生活は此処からがハードだ。
「恋真おっはー」
「今日も百合先輩といちゃつきながら学校きたんすか~」
同じバスケ部の一翔《かずと》と、軽音楽部の凌久《りく》。
「ちげーわ。いちゃついてねぇし。真音と来たんだよ。」
「え!真音ちゃんと?いいなぁー!俺に真音ちゃんのこと本格的に紹介してよ。彼女にしたい」
「は?無理」
「凌久。そういうこと言ったら恋真の独占的でかくなるだろーがよ!笑」
「えーだって、真音ちゃん超可愛いし、恋真には女の子沢山いんじゃん!別に良くねー?」
「はぁもう。お前まじで…!真音には変な男付かねぇようにしてんの。お前のことも変な男リストに入れるけど」
「なにそれ!変な男リスト気になる!」
「一翔。こいつ一回しばき倒していい?」
「いいけどさ、恋真、そんなに真音ちゃんのこと好きなのに、他の女の子と遊んでて良いのかよ」
「ん、あぁ、良いんだよ。あいつの眼中には俺いねーからよ」
「ふーん。そっか」
「ねー、恋真助けて。瑠莉が朝から彼氏に振られたらしくって激萎えてる」
「だってさぁ、陽葵しか頼れる人いないんだもん。」
彼氏に振られたらしい女子と、それを支える女子。大変そうだな。
「知らん。俺に助けを求めるな陽葵。」
「えー?恋真モテるからどうにかしてくれるかと思ったのに」
「モテと助けは別もんだな。残念でした」
「あーあ、もう知らない」
「はーい。」
あんなに可愛いことを言ってた女の子はどこ行っちゃったんだか。
橋本恋真《はしもとれんま》。
ちっさい頃から好きな奴がいんだけど。そいつのせいでこの俺は、高校二年生にしてプレイボーイに仕立て上げられた。誰のせいかって?
「恋真おはよ~」
そう。このニコニコ笑顔で、胸焼けしそうな甘い声で挨拶してきたこいつが、俺がプレイボーイルートに行く事になった原因のやつ。野倉真音《のくらまのん》。俺が居るからっていう理由を一番に、同じ高校に入りやがった。
こいつは、まぁ…モテる。勿論ビジュアルも完璧だし、性格も完璧。勉強がそこまで出来るわけではないけど、運動が得意で、ちょっと抜けたとこがあるといったところだ。なんか、俺の理想にぴったり。
昔から俺は、こいつにただひたすらアピールしてるっていうのに気付いてないのかなんなのか。他の男と付き合ったりしちゃってさ。じゃあもういいやって思って、こいつとは真反対に近い、ギャルっぽい、年上のお姉さんたちを相手にするようになりましたとさ。めでたしめでたし-じゃなくて、わろしわろし。ちなみにそのお姉さんたちは俺の恋愛事情知ってくれてんだよね。まじで、ただの遊び。
で、この真音といえば、制服着て、すんげぇ馴染んでるけど…。まだJKライフ一週間だろ。流石だわ。
「真音、高校生活、今んとこどう?」
「え、もう、すんごい楽しい!早速友達も沢山出来たし、この間皆でプリ撮りに行った」
「いやまじか…化けもんだろ。こえぇ。」
「怖くないからやめてよ笑」
「俺との登校は?楽しい?他の奴らに、『あのイケメン誰!?彼氏!?』とか言われねーの?」
「言われないね。幼馴染みって一回一回説明してるよ笑」
「あっそ。」
高校生になっても、俺のこの気持ちはスルーだよな。
「うん?…ねぇ、そういえばさ!今日から仮入部始まるよね!恋真、バスケ部だよね?」
「ん?あぁそうだよ。」
「今ね、バスケ部マネージャーか、ダンス部で迷っててさ。今日バスケ部行くね!」
「おう、待ってる。けど、バスケ部マネージャーはやめとけ。くっっっそハードだぞ。お前じゃ多分、すぐへろへろになってるのが見える。」
「行ってみないとわかんないでしょ」
「まぁな。待っとくよ」
いやまじで、やめとけ。てか、やめろ。仮にバスケ部マネージャーになって、他の奴らが真音を口説き始めたりしたらやべぇだろ。
「れんれんおっは~」
唯一、「れんれん」って呼んでくるのは、先輩だけ。この人もまた、俺の遊び相手なんだけど、超ギャル。因みに、百合先輩って人。
体を密着させてくる。そういう関係だから良いけど、暑い。
「りーおはよ。」
「あれ、もしかして、この子幼馴染みの子?初めて見た!」
「初めまして!真音って言います!一年生です!」
「よろ~」
りーが真音のことめっちゃ見てる。これは歓迎か、軽蔑か。女子ってよく分かんないからな。
「れんれん今日放課後どうする?」
「ん?あー、どうしよ」
どうするってのは、俺が今日学校後に家に直帰するかどうか。
「恋真、今日用事あるの?」
「あるっちゃある」
「あー、そっか」
「どうした?」
「いや、今日、恋真ママに家来ない?って誘われててさ」
「そーなん」
「ま、いいよ!私勝手に家上がっとくから」
真音が悲しそうだけど、なんかあったのか。そうは思いつつも俺はりーとの話を進めていく。
「ん、そっか。じゃ、りー、今日飯食いに行くかカラオケ行くか考えといて」
「おけぴ~!あ、ねね!真音ちゃん、だっけ?」
「はい!」
「インスタ繋ごーよ!」
「ぜひぜひ!繋ぎましょ!」
良かった。真音とりーは仲良くなりそうだ。
「じゃ、恋真と百合先輩!私は此処で!」
「あ、そうじゃん。一年の下駄箱此処か。じゃあな」
「真音ちゃんばいばい~」
俺はしばらく、真音の様子を見ていた。真音は男女関わらず挨拶するしされている。流石だ。
「さ、れんれん。優しいあたしは君を教室まで送ってあげるよ」
「うわぁ、優しいね、りーは。」
「ちょっとー、思ってんのそれ?」
「めっちゃ思ってる」
「ふーん」
俺は真音への気持ちなど、そんなもの考えずに封印して、これからも高校生活を送ると思ってた。プレイボーイのままだと思ってた。「じゃ、れんれん。あとでまた連絡するからね」
「おう。あとでな」
俺の学校生活は此処からがハードだ。
「恋真おっはー」
「今日も百合先輩といちゃつきながら学校きたんすか~」
同じバスケ部の一翔《かずと》と、軽音楽部の凌久《りく》。
「ちげーわ。いちゃついてねぇし。真音と来たんだよ。」
「え!真音ちゃんと?いいなぁー!俺に真音ちゃんのこと本格的に紹介してよ。彼女にしたい」
「は?無理」
「凌久。そういうこと言ったら恋真の独占的でかくなるだろーがよ!笑」
「えーだって、真音ちゃん超可愛いし、恋真には女の子沢山いんじゃん!別に良くねー?」
「はぁもう。お前まじで…!真音には変な男付かねぇようにしてんの。お前のことも変な男リストに入れるけど」
「なにそれ!変な男リスト気になる!」
「一翔。こいつ一回しばき倒していい?」
「いいけどさ、恋真、そんなに真音ちゃんのこと好きなのに、他の女の子と遊んでて良いのかよ」
「ん、あぁ、良いんだよ。あいつの眼中には俺いねーからよ」
「ふーん。そっか」
「ねー、恋真助けて。瑠莉が朝から彼氏に振られたらしくって激萎えてる」
「だってさぁ、陽葵しか頼れる人いないんだもん。」
彼氏に振られたらしい女子と、それを支える女子。大変そうだな。
「知らん。俺に助けを求めるな陽葵。」
「えー?恋真モテるからどうにかしてくれるかと思ったのに」
「モテと助けは別もんだな。残念でした」
「あーあ、もう知らない」
「はーい。」
