記憶が戻るまで

竹傘から顔を出す美形。


ますます躊躇なく欲したくなる。


狭い階段を走って登ると転けそうになって


身体を受け止められる。



パシッ…



目が合う。



「どこかで見た記憶があります…よ」



「お恥ずかしい話、全く見覚えないです…



お初にお目にかかります…」



「それでもっ…」遮る愛の声。



「連絡先ください」



下々の気分になって「分かりました、



これが初の機会でいいんですね…?」