プレゼントは幼なじみ




「ご飯冷めるし、さっさと食べようぜ」




勇ちゃんはそう言って、席に着く。


あたしは勇ちゃんの向かい側に座った。


テーブルに並べられた料理を見ると、ほんとにイブを勇ちゃんと過ごせるんだなって実感。




ローストチキンに、

ポテトサラダに、

温かいスープに、

泡がきらめくシャンパンに、

純白のクリスマスケーキ。



こんなにおいしそうな料理と、

こんなにも大好きな勇ちゃん、


こんなに幸せな日はもう来ないだろうね…。




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