じゃあね


翌朝。

未津の姿はなかった。

メッセージを送っても反応なし。

試しにブロックされてるか確認した。


ブロック…されてる…?


血の気が引いた感じがした。

家も知らない、他の連絡手段もない。

俺は絶望した。

不器用なキスと、下手な笑顔に、もっと違和感を感じるべきだった。


「先生、未津は?」

「軽部か?退学したぞ」

「え…?」


手足が冷える感覚。

俺の前から消えてしまった。

悪いことした覚えはない。

ただ、彼女の手を握りたかった。