じゃあね


「俺、未津のこと好きなんだ。急でびっくりかな。付き合ってほしい。大事にする」


校舎裏で、引っ込み思案な同級生の未津に告白していた。

未津は、ブレザーの前をギュッと握って、どっちの答えを言うのか分からない。


「柚佑くんの横が似合うのは…私じゃないよ」

「それ決めるのは俺でしょう?」

「そう…だけど」

「俺が、未津がいいって言ってるんだよ?ダメかな」


俺は、そっと彼女を抱き締めた。


「こうされるの、不快?」


腕の中で、彼女は首を横に振った。


「付き合ってくれる?」

「…うん」


少し何か引っかかった言い方をしたけど、緊張の糸緩めるのは俺の役目だ。

抱き締めたまま頭をポンポンとして、キスしようとしたらさすがにフイッと顔を背けられた。


「えーだめ?」


代わりに強く抱き締めた。