おかえりが聞こえる病室

「……やだ。」

亜美はすぐに答えた。

首を横に振る。

「やだ。」

「もう、ちっくんした。」

涙があふれ始める。

莉奈は急いで励まさなかった。

「うん。」

その一言だけ返す。

「昨日も頑張ったもんね。」

「だから、やだって思うよね。」

亜美は涙を拭きながら何度もうなずいた。

「もうやりたくない……。」