3部恋愛小説『美しいあなたへ』②⋆~デートと嫉妬~⋆



「どうしたの…?」

「ごめんなんでもない‼先行こうっ。」

うわぁ。暗い場所。
夜の旅館って感じ。
少し古びてるし、余計に怖さが増している。

「あっ、あの。後ろから足音がするのは気のせい?」

「足音?先輩のじゃない?」

「俺も聞こえる。」

「えっ⁉まってまって…。だんだん早くなってる。近づいてきてる⁉きゃあああ‼」

愛ちゃんすごい叫んでる。
ま、ある意味ストレス発散になりそう! 

「おい、何してるんだよ。行くぞ。」

「えぇ…。」

走るの疲れるんだけどなぁ。
というか、後ろに何かいるの?

あー。
お化けねハイ。
あれ、愛ちゃんどこ行った…?

「愛ちゃーん。どこ~?」