3部恋愛小説『美しいあなたへ』②⋆~デートと嫉妬~⋆


「先輩‼お水買ってくるので待ってださ~いっ。」

愛ちゃん、先輩のためにすごい動いてんじゃん。

あ、僕は如月光。
どうしても心配だったのでこっそり着いてきました!
僕なので、チケットはスーっと買うことができましたっ‼

「買ってきました‼お水飲んでくださいっ。」

「お化け屋敷。」

「へっ?」

「お化け屋敷行こ。」

お、お化け屋敷⁉
二人で行くの⁉
恋が発展しちゃうじゃないの‼
何としてでも止めないとっ。
すごいめんどくさいけど…。

「私お化け屋敷ムリっ‼」

「面白いだろ。怖がってたら。」

うわぁー。
先輩趣味が悪い…。

「むーっ…。」

ななななな⁉
愛ちゃんが拗ねてる⁉
めちゃ可愛いんだけどっ‼
僕も目の前であの顔されたいー。

「あれ、如月君?来てたんだ。」

んんんんん?
だだだだだだ、だれ?

「きゃーっ⁉愛ちゃん⁉」

バレた‼

「そんなに驚かなくても…。どうしたの~?」

「えーっとね……僕もここ着たいなーって思ってー。」

「柱の裏からこっち見てなかった…?」

愛ちゃん鋭い。

「図星でしょっ。というかお化け屋敷行くことになってて…。」

あー。
そうだった。

先輩の悪趣味。
別に僕も怖いわけじゃないし行こうかなっ。

「チケット取ってきま~す。」

「ええっ⁉」

あ、意外と安い。
お化け屋敷高いイメージだった…。

「如月君っ。一人2000円だよ⁉ぼったくりじゃん。やめようよっ‼」

ぼったくり…?
そうかな。

「これ安いほうだと思うんだけど…。」

「小桜、こいつとは金銭感覚が合わない。」

「あー…。」