この溺愛、誰か止めて下さい!


まあ何も言われないらなそーゆーことだよね。

なんて、考えてるうちに張り切った様子で春があたしの席までやってきた


「さてと、星菜!本番は今からだよ!って。何その顔!」


「へ?」


あたしの顔をみた春は、今から合コンに行く女の顔とは思えないと言いたげに、あたしの顔を凝視してきた。


あたしはというと、最後の授業で急激な睡魔に襲われて我慢できず爆睡してしまったのだ。

まさか、ホームルームまで寝過ごすとは思わなかったけど。


「ちょっと来て!」


「きてって、どこに?」


春はあたしを無理やり引っ張り出してトイレに連れていく。

トイレの鏡の前でポーチを取り出して、おもむろにあたしの顔にメイクを施していく。


「こんな寝起きの顔で合コン参戦するとかあり得ないから!星菜ってば可愛い顔してるんだから、メイクすれば可愛さも2倍で、今日の合コン男選びたい放題間違いなし!」


「まさか〜」



「これだから無自覚美人は困るよ」


呆れたとため息をこぼしながらも、徐々に完成していくあたしの顔をにやにやと見ながら、メイクをすること15分


春はあたしの顔をまじまじと見てくる。


「よし、完成!星菜は元が綺麗だからガッツリメイクってよりも、ナチュラルな感じにしてみました〜」


満足そうにメイク道具をしまいながら、鏡で見てみてと催促されるがまま、自分の顔を確認してみると


さっきのボサボサ寝起きの顔はどこやらというくらい、自分の顔が変わっていた


「嬉しい、ありがとう春!」



「どーいたしまして、じゃあ行こっか」