この溺愛、誰か止めて下さい!

当たり前でしょ?と言わんばかりにあたしの顔を見つめる幸人。


「この状況でよくそんなこと言えるよね、幸人さん」


「だって、僕と一緒に帰れば良くない?なんでわざわざそいつとどこか行くことになるの?」



「だ、だって…わざわざ学校まで来てくれてるんだよ?それでここでじゃあねはさすがに…」


「別に良くない?」


間髪入れずにそんなこと言う幸人。

あんたってやつわ。
とにかく理由つけて早く言葉から逃げたいだけなのに。


それにせっかくのお誘いを直前で断った挙句、ここまで来てくれてる豊崎くんに、このままじゃあねはいくらなんでも罪悪感が半端じゃない。



どうよう。



その時ずっと黙っていた豊崎君に突然引っ張られる



「星菜ちゃん、いこ!」


「え?」


あまりにも急に起こった出来事に幸人も戸惑っていて、
え?という幸人の声が聞こえたっきり、あたしたちは学校を飛び出していた。



ていうか、あたし今日は朝から走ってばっかだなあ。

学校からちょっと行った先にある公園に入ることにした



「ごめん、急に連れ出しちゃって」


「いや、全然。こっちこそわざわざ来てもらったのに、あんな騒ぎに巻き込んでごめんね」


「あっははッ…!それは星菜ちゃんのせいじゃないよ」


「まあ……でもあのバカが余計ことを大きくした気がするから」