この溺愛、誰か止めて下さい!

"連絡遅くなっちゃって、本当ごめんなさい。今日は難しいので、また日を改めて!"


放課後に会おうって誘われてたのに、放課後にお断りの連絡いれるなんて、本当に申し訳ない。


でもいつまでも連絡しない方が失礼だし、送るしかないしと、思い切って送信ボタンを押す。


それと同時くらいに廊下からあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。



「せいちゃーん、帰ろう」



ニコニコとこちらに手を振っている幸人が見えた。


幸人の声に、クラスに残っていた数名の女子が反応しているのが見てわかった。


あたしはその光景に頭の上に?マークが浮かぶ。


みんななんでそんなに幸人のこと見てるんだろう。


「ねね、春。なんでみんなこんな幸人のこと見てんの」


「え?嘘でしょ星菜」


「なにが」



春は何言ってんだこいつ。と言いたげな目で見てくる。


「何がって…あーそっか。星菜は幼馴染だから気にしてないのか。清水君ってうちの学校じゃイケメンだって言われてんだよ。よく告白もされてるみたいだし」


「え、うそでしょ?!」


「ほんと」


「いやいや、そんな話幸人から聞いたことないんだけど!それに今までだって一度も彼女できてるところ見たことないのに」



あんなに女々しくて、弱々しくて、常にただヘラヘラしてるだけの幸人が……………



なぜモテる?!




全然理解できないんだけど。