音のない世界

中学3年になる。


秋に担任と初めての進路相談。

初めて耳栓を外し、担任の声を聞く。


高校の話だ。


私は行く高校は決めている



長濱高校。

ここはテストの点さえとれていれば

わりと自由な高校。

校則もほぼなし。


私は担任に

「長濱高校」

だけ伝え、教室を後にする。



そして廊下にでると

目の前には男の胸板がみえる。

私は顔をあげる。180はある男の身長。


嫌な顔をし、すぐに目線を変え私は

「邪魔。」

と男に言う。


「お前喋れるのか?」


と聞かれるが

私は男の隙間を通り仕事へ向かう。



高校は無事合格。

4月からは高校に入学する。