音のない世界

今日は入学式。

深夜から続いた松永の暴力。

私は一睡もせず朝から新聞配達の仕事。

8時には学校へ向かう。

私は役所が用意してくれたセーラー服を着るが

足には殴られた傷。

隠すためにスウェットを履いて学校へ向かう。

知り合いは一人もいない。



そして行き道にコンビニに入り耳栓を買う。

新聞配達の仕事は毎週手渡しでお給料をくれる。


だから耳栓を買えた。

すぐに耳栓をし、同じ制服の子が歩いて行く方についていく。



友達も何も作る気はなかった。

友達を作っても遊ぶ時間もない。






学校に到着すると

後ろから私の腕を引っ張る。

私は後ろから来られるのが嫌いだ。


少し震えながら冷たい顔で睨む。




教師が何か言っているが耳栓をしてる私には何も聞こえない。

そして教師と別の方へ顔を向ける。

教師の手が離れた時、私は教師の事を見る事なく

教室へ行き自分の席に座った。



昨日のバイトの疲れ、殴られた痛みから、机に鞄を置き その上に頭をのせ寝た。

知らない間に寝ていて、起きた頃には下校時間を少しすぎていた。

教室にはまだ数名いたが、顔も向けず帰る。

学校が終わり走って晩御飯の買い出し、18時には晩御飯を松永にだし、

今日も皿洗いの仕事へ向かう。



そして、学校が始まった事により地獄の毎日が始まった。


寝る暇がとにかくない。

そして日により、松永の殴る時間が変わる。

最低でも一時間は私を殴る。


そんな生活が7月夏休みが入るまで続いた。

夏になってもブラウスは長袖。

スカートの下にはスウェット。


学校ではひたすら寝る日。



そして夏休みが始まった。

夏休み、学校がない間

私は本来なら学校がある時間に図書館に行く

ひたすら勉強。

生きたくない。誰か殺して欲しい

そう思っているのに何故か勉強している自分に自己嫌悪。



しかし家に居るよりはマシ。

殴られるから。



そして2年の終わりまでその生活は続いた。