音のない世界


小学5年生までは幸せだった。

友達もいた。幼馴染もいた。

でも、あの日

私は何もかも失った。

死にたくなった。

でも弱虫な私は死ぬ勇気がなかった。


18歳の時に私を未婚で産んでくれた母。

母の両親は私を産むのを反対した。

母は家出をし一人で私を産んで育ててくれた。






小学五年生

毎年、母と行ってた夏祭りに向かっていた。

だんだん人が増え、出店を楽しんでると

突然の大雨。雷。

母も私も一瞬でビチョ濡れだった。

母は私の手を取り

笑いながら

「また来年来ようか。」

と言ったのが最後の言葉だった。