ちょこばにら



「ばにらさんは真っ白ですね」

「なんですか急に」

「ふわふわしてて甘そうです」

「毛が甘い訳ないでしょう」

「そうですね」

「ちょこさんの毛色はココアの様」

「主人にはチョコに見えるのでしょうか」

「アイスのチョコ色、間違いではない」

「主人の事が好きなんですね」

「別にそんなことはない」

「素直じゃない」

「本当だもの」

「私は好きです」

「主人が?」

「はい、ばにらさんも大好きです」

「仕方ない、好きという事にしておこう」