ハッピーエンド

「どこでスカウトされたの?」


「ゲーセン近く。伊達メガネしてたんだけど、


見抜かれたようで」



「まーそのルックスならねー」



最初から僕はこの世界の人間じゃないんだって


ある意味気付かされた。


後色々経験させられた。業界を通して。


好きじゃない女の子とのキスシーンもあれば、


抱きしめるシーンもある。監督からどこが自信ない?


と聞かれ、瞳を見つめるシーンですと答えると、ドラマ


のシーンを一部見せられた。こういう風に演技してほし


いと計算たかく教え込まれた。


彼女と事務所と現場見学後手配されたホテルに2人


泊まる。完全上書きのためだ。


「待って。私ドキドキしてる」


右胸に手を置かれ、


「こんなイケメンと2人きりはやばい…っ


おかしくなりそう…っ」



軽くハグ。彼女の耳の後ろで



「僕も初めて。だから興奮してる」



と囁く。