ハッピーエンド

唇からやっと離れたと思ったら蝋燭の火を吹き消すことを忘れて


電気がつく。


「いつまでも真っ暗じゃ誕生日祝うつもりが怪談になっ


ちゃうじゃん。有斗蝋燭の火消してあげて」


有斗君ママが言う。怪談になることはあり得ないだろ


うけど静かなままじゃちょっと不気味な感じはする。


有斗くんは、「怪談とか縁起の悪いこと抜かすなよ、


莉奈の誕生日なんだし」と一日中暮れてもお祝いする