学校の人気者は私だけを離してくれない【大学生編】

学食に着くまで冬人は一言も話さなかった。
沈黙が痛い。
「怒ってる?」
「別に。」
「怒ってるじゃん。」
「……。」
「蓮くんは友達だよ?」
「昨日会ったばっか。」
「そうだけど。」
冬人はため息をつく。
「男は下心ある。」
「そんなことないよ。」
「ある。」
「どうして分かるの?」
「男だから。」
返す言葉がなかった。