入学式を終えた二人は学食へ向かう。
広い食堂は新入生でいっぱいだった。
「席あるかな。」
紗羅が周りを見渡していると、
「ここ空いてるよ!」
元気な声がした。
振り向くと、ショートヘアの女の子が笑顔で手を振っている。
「よかったら一緒にどう?」
「ありがとうございます!」
紗羅が答えようとした瞬間。
冬人が一歩前に出た。
「二人で食べるから。」
「え?」
紗羅も女の子も驚く。
「えっと……。」
女の子は苦笑いしながら去っていった。
紗羅は冬人を見つめる。
「ちょっと冷たくなかった?」
「ナンパ。」
「違うと思うけど……。」
「紗羅狙ってた。」
「そんなわけないよ。」
「ある。」
その言い方に思わず笑ってしまう。
「もしかして嫉妬?」
「……。」
冬人は答えない。
耳だけ少し赤かった。
「やっぱり。」
「違う。」
「絶対そう。」
「違う。」
「ふふっ。」
「笑うな。」
高校生の頃から変わらない。
ツンデレで、不器用で、でも誰よりも優しい。
広い食堂は新入生でいっぱいだった。
「席あるかな。」
紗羅が周りを見渡していると、
「ここ空いてるよ!」
元気な声がした。
振り向くと、ショートヘアの女の子が笑顔で手を振っている。
「よかったら一緒にどう?」
「ありがとうございます!」
紗羅が答えようとした瞬間。
冬人が一歩前に出た。
「二人で食べるから。」
「え?」
紗羅も女の子も驚く。
「えっと……。」
女の子は苦笑いしながら去っていった。
紗羅は冬人を見つめる。
「ちょっと冷たくなかった?」
「ナンパ。」
「違うと思うけど……。」
「紗羅狙ってた。」
「そんなわけないよ。」
「ある。」
その言い方に思わず笑ってしまう。
「もしかして嫉妬?」
「……。」
冬人は答えない。
耳だけ少し赤かった。
「やっぱり。」
「違う。」
「絶対そう。」
「違う。」
「ふふっ。」
「笑うな。」
高校生の頃から変わらない。
ツンデレで、不器用で、でも誰よりも優しい。


