学校の人気者は私だけを離してくれない【大学生編】

その様子を遠くから見ていた莉愛。
「ふーん。」
少し笑う。
「思ったより強いね。」
隣にはスマホを持った男が立っていた。
「次は?」
男が聞く。
莉愛は不敵に笑う。
「もっと大きいのいこう。」
「二人を別れさせる。」
その目には強い執着が宿っていた。
一方その頃。
冬人は知らなかった。
父親の会社が経営難に陥り、
家族が大きな危機を迎えていることを。
その出来事が、
二人の恋をこれまでで一番大きく揺るがすことになる――。