咲き誇る我が花

その後自室に戻ったジャスミンは、
らしくなく顔を手で覆って涙を流した。
ジャックの気持ちが分からないのが1番辛かった。
自分がこんなにも彼を必要としているのかと
思うと悔しさよりも悲しさが増した。
嫉妬と情けなさが心の中に満たされた。
お花ちゃん。
そう言ってくれるけれど、
きっと他の子にもそう言っているのであって、
彼にとっては挨拶のようなものなのだ、
と思うばかりだった。
こんな素敵な生活をさせてもらって、
特別なのかの思っていたけれど、
本当に召使いが欲しかっただけなのかもしれないとも思った。

そんな時扉がノックされる音が聞こえた。
ジャスミンは必死に涙を拭っては
「なに?」と声をかけた。